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2017年02月22日

ピンポン

松本大洋の独特なタッチが好きである。

色んな作品があるが、今回はピンポンを。

ピンポン
(1996-1997 ビッグコミックススピリッツ ビッグコミックレーベル 全五巻)

映画化もアニメ化もされてる名作の一つです。

本当は「鉄コン筋クリート」と迷いましたが、それはまたいずれ。

ってわけで「ピンポン」

タイトルの通り卓球漫画です。

卓球漫画で、皆がぱっと浮かぶのは「行け!稲中卓球部」だと思うが、あれは至高のギャグ漫画なので
全く別(当たり前か)の作品です。

卓球漫画には珍しく「スポ根」です。

まずは主人公のペコ(星野)

ピンポン

このポーズは映画で窪塚洋介もやってます。

ピンポン


しかしドハマリの役でした。

そしてもう1人の主人公、スマイル(月本)

ピンポン

映画ではARATAがやってました。

これもドハマリ。

ピンポン

くぅうううう、かっこいい。

自分が女子なら抱いてほしいくらいだが、映画の話しは置いといて漫画の「ピンポン」を。

まずスマイルの名前の由来は、笑わないから「スマイル」

ペコとスマイルは小学生の時から一緒に卓球をしていた流れで高校でも一緒に卓球部に入る。

元々ペコは天才肌で人懐っこく、人間的にも好かれやすい性格だったが
スマイルは人と接するのが苦手なところもあり、小学生時代にイジメにもあっていた。

イジメにあっていたスマイルを助けたのがペコであり、その流れで卓球を勧める。

ペコの実力は同学年では敵無し状態。

入学した片瀬高校の先輩達もペコには敵わない。

自分の才能に自惚れているため、練習もサボりがち。

そんな中、監督がスマイルに眼をつける。

ピンポン

ピンポン

と、こんな感じでスマイルの才能に気付いている。

そして、幼い頃から通ってる田村卓球場の田村(通称オババ)もスマイルの才能に早くで気付いていた。


ピンポン


スマイル自身は、ペコとやってもほとんど勝てない。

しかし、周りの大人はスマイルに眼をかける。

勝てないと言うか、勝とうとしない。

ペコにはいつでも一番でいてほしい、幼い頃からの憧れでもあり、ヒーローでもあるペコを傷付けたくないからだ。

ピンポン

因みに上で紹介したペコのポーズは、幼い頃ペコがとっていた「ヒーローポーズ」である。


高校では練習したがらないペコは、スマイルを誘い、最近中国人留学生が入部したと言われる「辻堂高校」に偵察に行く。

そこに留学生の孔文革(コン・ウェンガ)、通称チャイナと軽く試合をすることになるが、ペコは一点も取れずストレートで負けてしまう。

スマイルとも試合をする事になるが、ペコが負けた相手に勝つわけにいかず、わざと負ける。


元々やる気のない人間のスマイルだが、周りが放っておかない才能があるので、次第に本気に取り組む事になっていく。

と、同時期にペコは自分が天才だと思ってたが故に、ショックも大きく、且つスマイルの本当の実力を目の当たりにし、
日に日に練習に顔を出さなくなる。

そんな中でも、監督の特別メニューをこなし、めきめきと実力をあげていくスマイル。


しかし、練習をこなせばこなす程、孤独を感じて行く。

いつもそばに居た、ヒーローが居ない、ペコが居ない。

口には出さずに、黙々と練習をこなしペコをひたすら待つ。

ピンポン

そう、元々がこんな性格なのである。

勝ち負けにどん欲になれないところが、スマイルの弱点ともいえる。


そしてペコに火をつけたのがこの男。

ピンポン

IH優勝の常勝高、海王高校キャプテンの風間(ドラゴン)である。

スマイルの実力に心底惚れ込んでおり、海王に転校を勧める。

それだけでもペコのプライドはズタズタだ。

卓球をやめるつもりで居たが、もう一度本気で取り組む為に一から田村(オババ)にお願いをする。

オババの息子が、大学で卓球のコーチをしてる為、息子に連れられ大学生に混ざりながら卓球の基礎から特訓していく。

そしてインターハイで、強豪達と試合をしていく。

風間(ドラゴン)との試合のシーンとかたまらない。

ピンポン

因みに映画でもこのシーンは使われていた。

ピンポン

原作ファンも納得のカット。

たまんないです。


ピンポン

そう、自分がもう一度卓球に向き合うきっかけを作った風間に感謝の気持ち、そして勝つ気持ちで戦いを挑む。


そして最後にはスマイルとも試合する事になる。

ピンポン


そしてこの笑顔

ピンポン

結果は書きませんが、小学校以来のこの笑顔が出たという、気持ちの良い終わり方です。

気になる方は是非読んでみてください(これでも大分端折りましたw)



ピンポン


スマイルのスマイルが特別すぎて大好き















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Posted by モンゴル  at 19:44 │Comments(3)漫画

この記事へのコメント
勧められるし、人気だし、読んでみたいけど、、3ページくらいで「無理」ってなってしまう漫画の代表です 「ピンポン」 
ほかにも読みたいけど、絵やコマ回しが無理っていう漫画たくさん  
音楽と一緒で「どんなんでも好きよ~」てならないですよねー 漫画。 
つげ義春読めますか??
自分がそういうのなんで、他人に勧めて「無理」って言われても「あ、わかるわかる!そういうこだわり(?)持ってるほ人の方が話し合うわ」となってしまいます(^^)

で、映画も「自分ピンポンが一番好き!一緒にみたい」といわれて2回見ました。が・・ アラタファンになったってだけで内容も空気感も苦手な映画でした(笑) スーパーカーの音楽は良かったですよね~  今CDをスパカ「フォーチュラマ」に変えます♪

その人の持ってる才能を見つけるのが私の才能なんですよ(^。^)
Posted by あまゆみあまゆみ at 2017年02月23日 05:43
そうそう! 窪塚って全然みかけなかったけど(私がテレビ、映画離れしてるからかな?)
隠れキリシタンの映画出てますね!! 予告みました。
「窪塚でてるなら、観るーーー!!」ってなりますね(^^)
ちょっと残酷シーン多そうだけど、、、 

雰囲気だけで演技してた窪塚が(失礼(._.))今どんな役者になってるのか見にいきます☆  上映終わったかな・・?
Posted by あまゆみあまゆみ at 2017年02月23日 05:57
>>あまゆみさん

んまぁ好みですからね。
僕は松本大洋自体がアーティスティックな漫画家の1人だと勝手に思ってますんで、好きなんです。

なぜこれを薦めたかと言いますと、卓球漫画でスポ根なのに汗臭くない表現なのに、ここまで卓球の事細かく描いてる漫画って他にないんですよ。

個人個人の「スタイル」まで紹介してるんですね。

例えばペコなら「右ペンホルダー 前陣速攻型」

スマイルなら「右シェークハンド カット主戦型」

チャイナなら「右中国式ペンホルダー ドライブ主戦型」

と、こんな感じでスタイルまで紹介して、スタイルと性格まで広げてるんです。

出て来る選手は皆、スタイルが決められてるんです。

そこが細かくて好きなんですよね。

絵がダメなものは勿論僕にもあります。

そこを無理に読んでもらいたいとも思ってもいませんし。

因みに映画もアニメも、サントラはすこぶるいいんです。

仰ってる通りスーパーカーの曲も入ってます。

でもそれは楽曲提供者も原作ファンが多いってのと、その雰囲気を出す為に
提供してる曲が多いってのもあるんですよね。

読んで面白くなければ「すいません」としか言いようが無いですが、こと漫画に関しては「こだわり」は捨ててます。

面白ければ僕にとっては「良い漫画」なので。

何でも読める体質にしていった結果ですね、多分。

とりあえず読んでみよう、よし三巻まで読んでみよう。お?あがってきた。
おー後半すげー。ここまで来たら絵も好きになってくるな。

って感じですかね。

自称「漫画好き」なので、何でも読みます。

何でも読まないと、こんなブログ立ち上げなかったと思ってます。

って感じですかねw
Posted by モンゴルモンゴル at 2017年02月23日 14:19
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    コメント(3)